観光特産士3級・弁理士の Uchida です。
本記事は、全国に脈々と伝わる「伝統工芸(*)」と、約140年の歴史がある知財制度から生まれた「知財情報(**)」について取り上げます。
いずれも我が国に長く伝わるものであり、例えば明治時代の特許情報からは、伝統工芸士たる職人さんの「生き様」を感じることも期待できます。特許情報とは、先人が技術的課題に対峙した痕跡であるためです。
(*) 経済産業大臣指定の「伝統的工芸品」だけでなく、各地に伝わる工芸品も含む。
(**) 本記事においては、主に特許権・実用新案権・意匠権・商標権に関する情報を指す。
宮城県の伝統的工芸品「雄勝硯」に使用される雄勝石(画像:筆者撮影)
渋く黒光る小さな平皿は、食卓をさりげなく映えさせる。
知財とは、その名のとおり、知の財産。
先人の足跡である知的財産の情報を通じて、伝統工芸をより深く知り、職人さんの拘りや矜持にも触れることができるのではないか?一般社会において馴染みの薄い知財情報には、実は色々な魅力が隠されているのではないか?
そんなことを考えながら、明治時代・大正時代の知財情報を探していくのは楽しいものです。
そこで本記事では、クリエイティブ・メディア「知財図鑑(***)」において連載中の伝統工芸コラム「地財探訪」から4件を抜粋し、伝統工芸×知財情報の魅力について探っていきます!
そして最後の5件目「猫ちぐら」の紹介は本記事オリジナルであり、猫が可愛いです。是非最後までご覧ください。
(***) 知財と新規事業をマッチングさせるクリエイティブ・メディア。詳しくは「どうして知財は休眠してしまうのか?〜妄想で拓く、知財活用の可能性(『知財図鑑』荒井 亮さん)あしたの知財 Vol.13 | Toreru Media 」をご覧ください。
目次
01. 兵庫県の伝統工芸「吹き戻し」~歴史の裏付けとしての知財情報~
- 兵庫県淡路市「吹き戻し」
・起源:不明(大正~昭和初期には全国へ広まっていった。)
・兵庫県淡路島の「株式会社吹き戻しの里」にて、国内で製造される吹き戻しの約80%が生産される。
・通称「ピーヒャラ」は、吹き戻しの里によって商標登録されている。(商標登録第5942052号)
1件目は、多くの人が幼少時代に体験したであろう ”ピーヒャラ” こと「吹き戻し」です。懐かしいですね~!
30年ぶりにピーヒャラしてみたい!と思い、早速商品を購入しました。
「地獄のピーヒャラ|吹き戻しの里ネットショップ」を購入。(画像:筆者撮影)
最大19個の吹き戻しを繋ぐことができる逸品。全てを膨らませることができる人はいるのか?
これは地獄・・・!!
まだまだ肺活量には自信があったものの、残念ながら「9個」膨らませることが限界。一方、商品HP上の写真では少女が軽々と「11個」も膨らませており、一体どういうことなのか不思議である。
地獄はさておき、ここで吹き戻しの歴史を振り返ってみましょう。
淡路島を拠点とする株式会社吹き戻しの里の HP によれば、大阪の玩具メーカーが吹き戻しを考案したとされるものの、詳しい歴史は分かっていないとのこと。
大正~昭和の初期のころには、日本中で作られていた「吹き戻し」ですが、生い立ちや詳しい歴史は分かっていません。一説には、最初に考案したのは大阪の玩具メーカーで、置き薬屋さんの景品として生まれたといわれています。
吹き戻しについて – 吹き戻しの里【公式】より引用
こういうときに頼りになるのが知財情報です。玩具についても数々の特許出願・実用新案登録出願がなされているため、もしかしたら吹き戻しの出願もあるかもしれません。
早速特許検索サイト(J-PlatPat) を叩いてみたところ、明治42年出願の実用新案を発見しました。
実明13823号:吹キ開キ玩具(J-PlatPat リンク)
出願日:1909.5.29 考案者:竹本喜太郎 氏
吹管イに繋がった紙製の嚢ハが膨らむことで、ウサギが出現・・!
出現後にウサギが元の場所に戻るのかは不明であるものの、全体的に吹き戻しの雰囲気を纏った考案ですね。そして考案者の住所は大阪市であり、「大大阪営業名鑑(1925年)」によれば、考案者と同姓同名かつ同地区の方が「玩具商」として掲載されていました。(参考:「大大阪営業名鑑発行社, 1925, P608」国立国会図書館デジタルコレクション)
大阪の玩具商の方が、明治時代に吹き戻し風の玩具を考案し、実用新案登録出願。
これは上記一説とも合致するので、実用新案の情報が吹き戻しの歴史を裏付けていると言えそうです。実用新案権や特許権は技術的アイデアを一定期間独占するための権利ですが、権利としての役目を終えた後も、技術情報・歴史情報として後世へと伝わり、我々は明治時代の情報を興味深く拝見することができる。そんなことをしみじみと感じることができる事例でした。
以下記事においては、吹き戻しに関する出願数の推移や、医療分野への用途展開について紹介しています。ご興味ありましたら是非ご覧ください。
参考記事:伝統玩具「吹き戻し」を知財文献から紐解いてみた【地財探訪No.10】
02. 愛知県の伝統工芸「常滑焼」~明治時代の知財権譲渡事例~
- 愛知県常滑市「常滑焼」 参考HP:常滑焼|伝統工芸 青山スクエア
・起源:平安時代末期とされる。
・「常=地盤」「滑=なめらか」という地名のとおり、滑らかで良質な土が使われた陶器。
・鎌倉時代:壷や甕(かめ)、江戸時代後期:土管や朱泥急須、明治時代以降:レンガタイルや衛生陶器等、時代に合わせて用途を増やしていった。
2件目は、愛知県常滑市近郊で制作される陶器「常滑焼」。常滑焼は、瀬戸焼(愛知県)、信楽焼(滋賀県)等とともに、世界に誇る日本古来の焼きもの技術として「日本六古窯」に認定されています。
常滑焼 急須(画像:筆者撮影)
朱泥急須によるゴールデンドロップ(最後の一雫)がティータイムに奥深さを与える。
現在から 1,200 年以上も昔である平安時代に生まれた常滑焼には、実は特許制度の歴史とも関わる興味深い特許権が存在します。
東京の発明者らによって発明された、特許第325号「陶製米搗臼」です。
特許第325号:陶製米搗臼(J-PlatPat リンク)
出願日:1886.10.19 発明者:石井 順治 氏、秋葉 作藏 氏
本発明は1886年(明治19年)10月出願。我が国特許制度の礎となる「専売特許条例」は、明治18年7月公布。つまり特許第325号「陶製米搗臼」は、特許制度導入から間もなく出願された発明なのです。そして、常滑の衣川善右衛門は本特許を譲り受け、陶製の米搗臼を製造する運びとなりました。
仮に特許制度が無かったとすると、東京にいる発明者のアイデアは常滑まで伝わらず、常滑焼の用途拡大にも少なからず影響があったかもしれません。そう考えてみると、1件の特許情報だけでも色々と思いを巡らすことができます。
なお、特許第325号の発明者である石井順治氏は、大正10年に東京駅で暗殺された原敬元首相の恩師にあたる人物とのこと。(参考:友の会だより 第14号|常滑市民俗資料館, 平成5年9月発行(1993年)|とこなめ陶の森 )
常滑焼の歴史を振り返っていく中で、まさか原敬元首相にたどり着くとは。世の中すべて持ちつ持たれつ、諸法無我ですね。
ところで東京駅丸の内南口には、原敬元首相の襲撃現場として印が残されているのをご存じでしょうか。私は本記事を執筆するまで全く知らず、この度初めて訪れてみました。
東京駅丸の内南口切符売場前。(画像:著者撮影)
原敬首相の襲撃現場には、円の内側に六角形が描かれている。
そして東京駅といえば、丸の内駅舎。
国指定重要文化財であり、2012年には創建当時の姿へと復原されました。外壁には常滑焼の技術が活用されたレンガタイルが使われています。
東京駅丸の内駅舎。レンガタイルは思いのほか湿潤。(画像:筆者撮影)
明治19年出願の発明によって常滑焼の米搗臼が生まれ、その後も種々の技術開発が進み、レンガタイルへ。
東京駅を訪れた際には、原敬元首相の襲撃現場や常滑焼技術を感じ、歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
参考記事:伝統陶器「常滑焼」を特許文献から紐解いてみた【地財探訪 No.6】
03. 京都府の伝統工芸「京くみひも」~歴史が醸しだす情緒的価値~
- 京都府「京くみひも」 参考HP:京くみひも|伝統工芸 青山スクエア
・起源:平安時代
・仏具や武具等の格式高い品に用いられてきた
・大別すると丸組紐、角組紐、平組紐の三種があり、組み方は約3,500種類にも及ぶ
平安時代に生まれ、優美に京を彩ってきた京くみひも。
糸の撚り方や組み方などにつき、明治時代から実用新案登録出願がなされています。例えば実明第2018号は、いずれも撚り糸である太い糸(い)と細い糸(ろ)による組紐についての考案であり、名称には「七々子打」と名付けられています。
実明第2018号:組紐七々子打(J-PlatPat リンク)
出願日:1906.3.28 考案者:山本 彦三郎 氏
そして約100年が経過。
現代においては組紐技術を活用した人工筋肉技術が開発され、例えば小型アシストスーツ「Airsapo(エアサポ):HP」が誕生しました。Airsapo は腰に巻くだけで簡単に装着でき、手動で空気を入れることで、16本の人工筋肉が収縮して腰を支えてくれるというもの。
開発元のNKE株式会社は、関連すると思われる意匠権や特許権を取得しています。
意匠登録第1634357号:コルセット(J-PlatPat リンク)
出願日:2018.8.8 権利者:NKE株式会社(左)正面図 (右)参考図4
特許第7120615号:動作補助具及び固定方法(J-PlatPat リンク)
出願日:2018.7.31(優先日:2017.11.17) 権利者:NKE株式会社
(左)図11 (右)図2
平安時代から脈々と受け継がれた技術を活用して他分野製品が生まれるというのは、ワクワクしますね!代々伝わってきた技術からは、消費者の琴線に触れる情緒的価値が醸し出されているといえるでしょう。1,000年の歴史を通じて紡ぎあげられた価値ともいえそうです。
仮に機能的に同等の他製品が出てきたとしても、伝統的工芸品たる京くみひもが醸し出す情緒的価値は唯一無二。京くみひも技術が盛り込まれた人工筋肉は、腰だけでなく、製品や会社をもさりげなく支える存在といえるかもしれません。
参考記事:伝統組紐「京くみひも」を知財情報から紐解いてみた【地財探訪 No.12】
04. 岩手県の伝統工芸「南部鉄器」~知財情報として刻まれる、技術開発の姿勢~
- 岩手県「南部鉄器」 参考HP:南部鉄器|青山スクエア
・起源:盛岡の鉄器は17世紀始め、奥州の鉄器は平安時代末期に作られ始めたとされる。
・南部鉄器とは、岩手県の盛岡市・奥州市にて作られる鉄鋳物の総称。
・代表的な南部鉄器として鉄瓶があり、把持部分である鉉(つる)にも職人技術が詰まっている。
4件目は、岩手県に伝わる伝統的工芸品「南部鉄器」です。
商標登録第5102662号 南部鉄器(なんぶてっき)|特許庁HP より引用
「南部鉄器」は、地域団体商標として登録されている。
例えば 1848 年創業の南部鉄器工房「及富」は、内表面にレリーフ模様14c等を有する一方、外表面にはその模様に追随した形状が表れない発明について特許を取得。創業から168年経過した2016年に特許出願されており、技術開発に余念がないことが表れています。
特許第6633509号:中空部を有する鋳造製品(J-PlatPat リンク)
出願日:2016.12.28 権利者:株式会社及富
(左)図1 (右)図4
そして及富以外の工房からも、特許権や意匠権を取得した種々の製品が誕生しています。職人さんによる日々の研鑽や技術開発への姿勢が、知財情報として刻まれているということです。
特許第6292992号:鍋(J-PlatPat リンク)
出願日:2014.6.18 権利者:及源鋳造株式会社
(左)図1 (右)図4
ところで鋳造技術全般に目を向けてみると、近年では AI技術 を活用した特許出願も見受けられます。例えば山梨大学では、注湯の技能を安全かつ効率的にトレーニングするためのシミュレータに関する研究が行われ、関連する発明について特許を取得しました。
特許第7169510号:注湯のシミュレータ及び注湯のトレーニング方法(J-PlatPat リンク)
出願日:2018.9.25 権利者:国立大学法人山梨大学
(左)図9 (右)図12
他にも、AI技術を活用して熟練職人の思考を再現する取り組みも進んでいます。(参考:南部鉄器職人の思考を再現、下積み期間短縮で新市場も開拓|日経クロステック, 2022.1.4)
職人の暗黙知をデータとしてうまく利活用することで、伝統工芸の裾野拡大に繋がり、結果、未来への伝承も期待できそうですね。
歴史と最先端技術との融合に、今後も目が離せません。
参考記事:伝統鋳物「南部鉄器」を知財文献から紐解いてみた【地財探訪 No.4】
05. 新潟県の伝統工芸「猫ちぐら」~村外不出の制作技術。文献には現れない知財~
- 新潟県関川村「猫ちぐら」 参考HP:関川村猫ちぐらの会
・起源:昭和50年代中ごろ
・「猫ちぐら」:稲藁で編まれた猫の寝床。猫ちぐらの会の会員による手作り。
・製法は村外不出。村民のみが作り手となることが可能。
最後は、新潟県の伝統工芸「猫ちぐら」。見た目にも何処か暖かみを感じる逸品です。「猫ちぐら」はすべて手作りで制作され、その製法は村外不出とのこと。
安心できる猫のおうち。関川村「猫ちぐら」のこれまでとこれから。 | Things(シングス)より引用
村外不出…!
そう聞くと、関連する知財情報をつい調べてみたくなってしまいます。実は過去に実用新案や特許がうっかり出願されており、知財情報から製法について垣間見ることができるのではないか!?
期待をしながら特許検索サイト(J-PlatPat)を叩いてみました。
すると・・・
やはり、新潟県の「猫ちぐら」に関する特許文献・実用新案文献は見当たりませんでした。一般的に、優れた技術については特許権で保護することが大事ですが、保護期間は最大でも出願から20年間。故に、隠したいノウハウについては特許出願せず、あえて秘匿することも最善手となり得ます。
代々受け継がれた伝統工芸だからこそ、ノウハウの秘匿は有効な手段といえるでしょう。本当に大事な知の財産は、人手によって、取り組む姿勢によって、脈々と受け継がれていくのです。そして製法が「村外不出」だからこそ、「猫ちぐら」の魅力が際立ち、価値あるブランドが築き上げられているのかもしれません。
ブランドの世界観が現れたかわいらしいロゴについては、商標登録されています。(犬ちぐらもあるんですね!)
製法とは異なり、商いの標であるロゴは公に露出され、お客さんの愛着(信用)が溜まっていく重要なポイント。第三者による便乗使用を防ぐべく、商標権にて保護することが大事ですね。
左:商標登録第5681796号 右:商標登録第5870066号
ノウハウを秘匿しつつ構築した独自の世界観によって魅力が生まれ、愛着(信用)は商標権で半永久的に保護する。(注)
新潟県「猫ちぐら」には、1つの理想的な知財戦略の在り方がにじみ出ていました。
(注)商標権は、更新によって半永久的に維持することが可能です。参考記事:商標の更新を全て解説!費用は?いつからできる? | Toreru Media
関川村 旅レシピ|関川村観光協会 P28,29
さいごに ~伝統工芸と知財は相性がよい~
- まとめ
01 兵庫県「吹き戻し」:知財情報が伝統工芸の歴史の裏付けに。
02 愛知県「常滑焼」:明治時代の特許権譲渡事例。用途拡大。
03 京都府「京くみひも」:歴史が醸し出す情緒的価値。
04 岩手県「南部鉄器」:知財情報として刻まれる技術開発の姿勢。歴史と最先端技術の融合。
05 新潟県「猫ちぐら」:村外不出の製造ノウハウは出願せず。
以上、日本の伝統工芸5件、および関連する知財情報を紹介していきました。
伝統工芸と知的財産制度には、どこか相性の良さが感じられたのではないでしょうか。いずれも知や技術を次世代へ残すという共通点があるためです。そして、数百年続く伝統を残しつつも新たな技術開発を怠らない職人さんの姿勢なども、ほんの少し拝見できたのではないかと思います。
長年の歴史がある伝統工芸から感じられるものは、代々受け継がれた先人の叡智を未来へと伝える意地、土や竹といった自然との対峙、制作技術を極める職人の矜持。
地域の特産品として、様々な場所にて伝統工芸関連の商品が販売されていたり、工芸体験ができる工房さんもあります。旅行や出張で各地を訪れた際には、是非伝統工芸の世界に触れてみてはいかがでしょうか。
都内近郊では、青山一丁目駅近くの「伝統工芸 青山スクエア(HP)」がオススメです。筆者が以前訪れた際には、伝統的工芸品の歴史や特徴について、職人さんが丁寧に解説してくださいました。
伝統工芸 青山スクエア(地下鉄「青山一丁目」駅4番北出口より徒歩3分)
経済産業大臣指定の「伝統的工芸品」の販売に加え、制作実演会なども定期的に開催されている。
ところで伝統工芸と知財は、別の観点においても非常に密接な関係があります。
答えは地図の中です。
伝統工芸 青山スクエアのわずか 83m 先に、高橋是清翁記念公園が…!
高橋是清(1854年 – 1936年)とは、我が国知財制度の父であり、初代特許局局長。少年時代に米国で奴隷を経験し、特許局局長を辞した後は、ペルーへ渡って銀山に関する詐欺事件に巻き込まれて素寒貧になるなど、波乱万丈な人生を送った方です。その後は日銀総裁、大蔵大臣、内閣総理大臣を歴任し、二・二六事件にて生涯を終えました。
伝統工芸 青山スクエアを訪れた際には、是非こちらの公園にも足を運んでみてください。落ち着いた雰囲気で、ベンチがたくさんあります。
高橋是清翁公園にて筆者撮影。
優しい眼差しの先には、伝統工芸 青山スクエアがある。
数百年続く大事なものを次世代へと伝え、新たな技術開発も怠らない職人の姿勢、飽くなき探求心。VUCA の時代における羅針盤としての史実、心の拠り所としての伝統工芸。知財の出願は、国家制度に沿ってお行儀よく未来へ知を残す伝承行為。
様々なことが冬空の公園でボヤっと脳裏に浮かび、今後も知財関連のお仕事を続けていきたいと考えるなどしました。
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