突然ですが、皆様は、「佐賀県」と聞いて、何を思い浮かべますでしょうか?
- 陶磁器(有田焼・伊万里焼)
- お笑い芸人の「はなわ」さん
私は、佐賀県に移住した2年程前(2021年5月)までは、恥ずかしながら、これくらいしか思い浮かびませんでした。
最近では、「都道府県魅力度ランキング2022」において、佐賀県が最下位となったことが注目されていましたので、このことを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。
私は、千葉県生まれ、千葉県育ちで、社会人になってから佐賀に移住するまではずっと、東京に住んでいました。
そんな私にとって、佐賀県は、ほぼ未知の場所であったため、良く聞く、自虐的な(?)キャッチフレーズ「佐賀を探そう!」も、失礼ながら、しっくりとくるところでした。
そして今、私は、ひょんなことから、佐賀県で弁理士として独立しています。
ただ佐賀県では、弁理士はあまり認知されていません。
そのため、自虐というか、切実な思いで「弁理士を探そう!」という状況だと考えています。(「佐賀を探そう!」でしっくりきている場合ではありませんね。)
この記事では、佐賀県の知財に関する状況や、佐賀県における一弁理士が置かれた状況を書いていきたいと思います。
「これって、逆にチャンスじゃないの?」
「佐賀での活動に関与してみたい!」
等々、少しでも、佐賀県に興味を持っていただけれたら嬉しく思います。
目次
ゲスト紹介
下井 功介
kakeruIP弁理士法人@佐賀の代表です。
千葉生まれ・千葉育ちです。
ひょんなことから佐賀に移住して活動していますが、移住するまでは、佐賀で活動したことはありません。
事務所HPはこちら
1. そもそも・・何故佐賀で開業を?
結論から言いますと、
- 「いつかは独立したい」という想いがあったこと、
- 佐賀県の弁理士数が少ないこと、
から、佐賀県で開業をしようと決めました。妻の実家が佐賀にあったという縁もあります。
移住を決めたタイミングでは、前の職場(特許庁)に残るか、退職するかは決めていませんでした。ただ、テレワークが普及したとはいえ、業務の関係で、月に数回は佐賀から東京に通う必要があるという状況でした。
それは体力的にも厳しいと思い、思い切って退職することにしました。
退職後の進路についてですが、弁理士試験には合格していたので、私の中では、
- 企業知財か、
- 特許事務所勤務か、
- 即独立か、
という選択肢を持っていました。
ただ、元々、「いつかは独立したい」という想いがあり、
そして、調べてみると、佐賀県の弁理士数がとても少なかったため、事務所経験が全くない私であっても、できることがきっとあると思い、思い切って即独立することにしました。
当然ながら(?)、即独立をすることに関しては、多くの方から厳しいご意見・アドバイスがありました。
例えば、以下のようなものです。
- 一度、福岡県の大きな事務所に入って、実務経験を積んでから独立しても遅くないのではないか。
- 佐賀県において弁理士数が少ないのは、仕事が少ないことの裏返しではないのか。
- 現在、存在している仕事は、既存の弁理士に回っているだろうから、新規開拓しかないのではないか。(新規開拓は大変だけど大丈夫か。)
全て仰る通りだなと思い、色々と頭の体操等はしていたのですが、最終的には、
- 撤退ラインを明確にしていれば、生活するのに困ることはないだろう、
- 数年(特に初年)、仕事があまりなかったとしても、子育てに注力できるだろう、
- コツコツ努力していれば、まぁ、何とかなるだろう、
という、楽観的な気持ちでした(笑)
画像元:筆者撮影(事務所の前の通りです。佐賀は、空が広くて気持ちいいです。)
2 データで見る「佐賀」と弁理士のカンケイ
ここでは、佐賀県における弁理士の状況を、色々な角度から観ていきたいと思います。
佐賀県の多くの方々、少なくとも、私が佐賀県に移住してからお知り合いになった方々は、弁理士という資格を知らない方が多いという印象です。
便利屋(?)・税理士・弁護士等と、よく間違えられることは、「地方あるある」かと思いますので、そのような内容は、敢えて書かないようにしています。
あくまで佐賀県の状況ですが、地方と弁理士の関係を考えるうえでも、何かしら参考になれば幸いです。
2-1. 他士業との関係(各士業合同の無料相談会)から観てみる。
早速ですが、皆様、以下のチラシをご覧ください。
画像元:佐賀県専門士業団体連絡協議会による無料相談会が開催されます(令和5年7月1日)
弁理士を見つけることができましたでしょうか?
これは、佐賀県専門士業団体連絡協議会による、各士業合同の無料相談会のチラシです。残念ながら、弁理士は含まれていません。
私は、ここにも、佐賀県の現状が現れているのではないかと考えています。
ただ、私が、佐賀県内で知り合った他士業の方々からも、「弁理士を知らなかった」と言われたことはありません。(「弁理士と初めて会った」と言われることは、少なからずありますが。)そのため、弁理士という仕事の認知が、少なくとも士業の間でまったくないわけではないようです。
このような各士業合同での相談会は、士業間の連携という観点だけでなく、佐賀県の方々に、弁理士を認知していただく良いきっかけにもなりますので、近い将来、弁理士会(九州会)も参加できたら良いなと思っています。
なお、弁理士会(九州会)にお伺いしてみたところ、九州内で、このような協議会に参加しているのは福岡県のみとのことでした。
福岡県以外の他県でも、もしかしたら、佐賀県と同様の状況なのかもしれません。
2-2. 統計情報から観てみる
続いては佐賀県の状況を、統計情報からチェックします。
(1) 佐賀県の人口・事業所数
まずは、佐賀県を含めた九州内の都道府県の人口・事業所数をご覧ください。
統計データ出典:
事業所数:令和元年経済センサス基礎調査(甲調査確報)
人口:令和2年国勢調査(人口等基本集計)
佐賀県は、人口も、事業所数も、九州内では一番少ないという状況です。(事業所数は、福岡の約15パーセント程度。)
ただ、私は佐賀市内で活動しているのですが、市内で活動していると、人口の少なさや、事業所数の少なさを感じるようなことは特にありません。
「ゆめタウン」という大型ショッピングモールや、ドン・キホーテ(いずれも佐賀駅より北側)も近くにあったりするので、東京に住んでいた時よりも、人の多さや、お店の多さを感じる時すらあります。
一方で、昔から市内に住んでいた方々から話を聞くと、先の大型ショッピングモールができてから、昔からずっと存在していたアーケード街や、デパート(いずれも佐賀駅より南側)に人が集まらなくなった印象があるそうです。結果、アーケード街も小さくなり、お店も減っていったのではないか、とのことです。(あくまで、一個人様のご意見であり、大型ショッピングモールができたことと、店舗数減との因果関係は不明です。)
お店の数が減ってしまっているのは残念ですし、それが仮に、大型ショッピングモールの進出が原因となると、佐賀県に本店があるお店も減っている可能性はありそうです。一般的に本店(若しくはその近辺)で、知財が取得されることが多いため、、本店が他県にある場合には、「佐賀県で知財を取得する」という流れにはなりにくそうです。
(2) 佐賀県の(特許商標)事務所数・各種出願件数
先ほどのデータを踏まえて、今度は知財に関する各種統計(主たる事務所数・各種出願件数)を見ていきましょう。
出典:
主たる事務所数:日本弁理士会会員の分布状況(2023年1月31日現在)
出願件数:特許行政年次報告書2022年版(出願:2021年)
データを見ると、
- 主たる事務所数は、福岡県が119事務所であるのに対し、佐賀県は6事務所(福岡の約5パーセント程度。)
- 特許出願件数は、福岡県が1750件であるのに対し、佐賀県は204件(福岡の約12パーセント程度。)
となっており、先ほどの「人口・事業者数」統計と同様の傾向があります。
私が ここで注目したいのは、「主たる(特許商標)事務所数」です。
佐賀県の人口は、福岡県の約15%です。一方で、主たる事務所数は約5%なのでその3分の1。つまり、人口ベースでは主たる事務所数が、福岡と比較して圧倒的に少ないのです。
佐賀で活動していると、佐賀県内の企業は、福岡県の弁理士に依頼することが多いという印象なのですが、こういった統計情報を踏まえると、「そもそも事務所がないから福岡まで行って頼む」という環境もありそうです。
実際に私の事務所にご依頼くださる方は、
「今までは福岡まで行かなければならなかった。近くに事務所ができてありがたい。」
「佐賀に事務所があるなんて知らなかった。」
という方も多いです。
そのため、一見仕事がなさそうな地方県であっても潜在的なニーズがあり、県内でしっかりと対応できる事務所があることを認知してもらえれば、十分な仕事量があるのではないかと考えています(少なくとも佐賀の場合)。
3 佐賀県庁も応援!知財の取り組み
実は地方開業において、行政庁が「知財」に対してどのような姿勢で取り組んでいるかはかなり重要です。行政の呼びかけで知財の重要性を初めて意識した、相談してみようと思った、という地元企業も少なくないからです。
ここでは、佐賀県庁でどのような知的財産に関する取組があるのか、ご紹介したいと思います。
3-1. 佐賀県が20年以上かけて品種改良したミカンの苗木が流出
皆様は、「にじゅうまる」というミカンをご存じでしょうか?
見出しで、ほぼネタバレしてしまっていますが、「にじゅうまる」は、佐賀県が20年以上かけて品種改良したミカンです。
名前の由来は、「見た目、香り、甘さ、果汁、食感。そのすべてが「二重丸」」、
特徴は、「食べごたえのある大きさ、爽快な香り、プチっとした食感と一気にあふれるジューシーな果汁、豊かな甘みと程よい酸味」、
とのことです[1]。
[1]出典:JAさがHP(果樹・にじゅうまる)
特徴(文字面)を見るだけでも、美味しそうな雰囲気が伝わってきませんか?
実際に食べたことがあるのですが、甘くて美味しかったです。(語彙力・表現力がなくてすみません。)
県外では、商品として並んでいる姿を見たことはないのですが、佐賀県内では、3月から4月の間、どこのスーパーでも並んでいるので、佐賀県にお越しの際には、是非一度お買い求めくださいませ。(大きいものだと、1玉1000円近くすることがあります。)
そんな「にじゅうまる」ですが、2022年の2月に、その苗木が県外に流出するという事件が発生しました[2]。(更に過去には、佐賀県が品種改良したイチゴ「いちごさん」の苗が流出するという事件も発生しています[3]。)
[2]参考:県内の農家の男性が無断で持ち出し 県外で不正栽培・販売 かんきつの新品種「にじゅうまる」【佐賀県】[3]参考:いちごさんの「親株」10数株が盗難被害 不正な流通が懸念【佐賀県唐津市】
このような事件を受け、佐賀県庁内では、「知的財産は大事なものだから、県民みんなで守らなければならない」という考えが生まれていったと聞いています。
その流れで、2022年の6月30日に、知的財産に関する条例が制定されるに至りました。
3-2. 知的財産に関する条例を観てみる
2022年に制定された条例ですが、この条例は、所謂「理念条例」と呼ばれるもので、佐賀県としての、知的財産に向き合う姿勢や枠組みを提示したものになります。(特に、具体的な決まり事や罰則があるものではありません。)
少しだけ中身をチェックしてみましょう。
私が、一弁理士として、特に注目しているのは、以下の条項です。
(県の責務)第4条 県は、前条に規定する知的財産の保護、活用及び創造に関する基本理念にのっとり、次に掲げる施策を策定し、及び実施するものとする。
・・・
(3) 県、事業者、大学等、市町及び知的財産に関する専門的知識を有する者との間の連携の強化を図り、知的財産の保護、活用及び創造に資する基盤の整備を図ること。
出典:「佐賀県知的財産を大切にし、みんなで守り、育て、新たに生み出す条例」を制定しました
第4条第1項第3号にも、県の責務として、「知的財産に関する専門的知識を有する者との間の連携の強化を図り」と書かれています。
この条項における「知的財産に関する専門的知識を有する者」には、当然、弁理士が含まれており、ここからも、佐賀県の、弁理士との連携に力を入れていこうという姿勢が見えています。
3-3. 佐賀県庁と弁理士会との連携
先の条例を踏まえて、2022年度は、佐賀県庁と弁理士会とで連携して、例えば、以下のようなイベントが実施されました。
2022年7月:さが園芸888運動推進大会(佐賀県庁主催)
2023年2月:デザイン・ブランド戦略セミナーin佐賀(弁理士会主催)
2023年2月:「閃きの番人」寄贈(弁理士会)
まず、「さが園芸888運動推進大会」についてです。
佐賀県は、「野菜・果樹・花・茶といった園芸農業の輸出額を、令和10年までに888億円に伸ばそう」という「さが園芸888運動」を展開しており[4]、
それを推進するという目的で、300人規模の人数を収容できる施設で実施されたイベントが、2022年7月に開催された「さが園芸888運動推進大会」になります。
[4]出典:令和4年度「さが園芸888運動」推進大会を開催します
この「さが園芸888運動推進大会」では、特に園芸に携わる県民に、知財の大切さを知ってもらうために、佐賀県庁の職員さんらによる寸劇も行われました。
この寸劇は、生で見ていたのですが、職員さんがやっているとは思えないくらい本格的で、知財以外の部分(仕事に取り組む姿勢等)でも感銘を受けました。
ネット上でも見られるようになっていますので、ご興味のある方は、是非一度ご覧くださいませ。
また、知財に関する寸劇以外にも、佐賀県知事、弁理士会の杉村前会長、県職員との公開対談が実施され、全体を通して、知財に重きを置かれたイベントになっていました。
そして、2023年2月に開催された「デザイン・ブランド戦略セミナー」においても、弁理士会から杉村前会長らにお越しいただき、弁理士会が、佐賀県に注目をしてくださり、且つ、力を入れてくださっていることを感じました。
以上のような形で、佐賀県庁は今、知財の保護に力を入れています。
これは佐賀県で働く一弁理士として、とてもありがたいことだと感じています。
もちろん知財の普及啓発は、すぐに効果が出るようなものではないため、継続して取り組んでいくことが大事でしょう。
佐賀県で働く弁理士として、佐賀県庁の取組等には積極的に協力して、県内における知財の普及啓発に少しでも貢献していければと考えています。
なお、佐賀県庁における知財に関する取組は、以下のページにまとめられていますので、是非一度、ご覧ください。
4. 「まだない仕事」の作り方~他の士業の方と交流してみた
先ほど紹介した佐賀県専門士業団体連絡協議会による、各士業合同の無料相談会ですが、(繰り返しになりますが、)弁理士会は含まれていませんでした。
ただ、無料相談会に参加されている各士業さんに挨拶回りくらいはしたいなと思い、今回の無料相談会の広報担当の方(知り合いの行政書士の先生)に相談してみたところ、
「挨拶回り良いね!ガンガン来ちゃいなよ!」
という感じで、ご快諾いただけました。
お言葉に甘えまして、無料相談会当日に、ふらっとお邪魔させていただきました。
画像元:筆者撮影(こちらの看板ですが、行政書士の先生が書かれたそうです。)
4-1. 専門士業団体連絡協議会とは
専門士業団体連絡協議会ですが、そもそもどのような活動をされているのか、イマイチわからないところがあったので、挨拶回りのついでに、少し伺ってみました。
ざっくりと整理すると、佐賀県では、以下のような活動を行っているそうです。
- 毎年、無料相談会を実施している。
- 無料相談会の他には、セミナーの実施や、定例会議などを実施している。
- 協議会は、各都道府県に存在するもので、毎年、各士業団体が持ち回りで事務局となっている。佐賀県では、8士業団体があるため、8年に1度、事務局の仕事が回ってくるが、その1年は割と大変。
無料相談会を含め、1年間で、少なからずイベントが開催されているようなので、確かに、事務局となる年は、結構なマンパワーが割かれてしまいそうです。
佐賀県の弁理士数はとても少ないため、現状、参加できていない理由には、マンパワー不足があるのだろうなと思った次第です。
協議会に属して活動することは、佐賀県内における弁理士の認知拡大にも繋がるものかと思いますので、近い将来、協議会に所属できるくらいに、佐賀県の弁理士が増えたらいいなと感じています。
4-2. 他の士業の方々とお話ししてみた。
無料相談会当日は、参加されている士業の方々の待合スペースがありましたので、そのスペースで待機されている方々にご挨拶させていただきました。
皆様、次の相談に向けた準備もあったかと思いますが、温かく受け入れてくださいました。本当にありがとうございます。
ちなみにですが、ご挨拶させていただいた際の反応は、以下のような感じでした。
- あー、弁理士さん!佐賀には1人しかいないでしょ?(社労士さん)
- 弁理士さん。名刺をもらったのは初めてだよ。(税理士さん)
- 特許の相談を受けることもあるけど、数年に1回くらいかな。(弁護士さん)
- 下井さん、ここで何しているんですか?え、弁理士?ああ、そうでしたね。(知り合いの中小企業診断士さん)
- え、弁理士?ちょっと相談したいことがあるんですが、今良いですかね?(中小企業診断士さん)
- 弁理士とは、連携できるところはあると思うんだけど、どう連携して良いか、イマイチ分かっていないですね。(行政書士さん)
多くの方からお話を伺いましたが、佐賀県の士業さんは、弁理士とはあまり関わったことがないという印象を受けました。
しかしながら、中小企業診断士さんから、その場で特許権に関する相談を受けるということがありましたので、弁理士の存在を認知してもらい、気軽に連絡が取れる状況としていれば、業務として連携する機会も生まれていきそうです。
また、弁理士と自身の職業の間で、どのような連携が有り得るのかが分からない、という声もありましたので、この点を整理して、他の士業の方にご提示していくことが大事なのだろうと思いました。
私も他士業の活動を明確に整理できているわけではないので、まずは他士業の活動を整理し、その上で、その活動と、弁理士とがどのように連携できるかを整理していく必要を感じました。
もし皆様の中で「今、他士業の方と、こういう連携をしているよ!」というお話があれば、是非アドバイスをいただければ幸いです。
今回、無料相談会で挨拶回りをさせていただいて、士業の皆さんが、とても温かいと感じました。
ご挨拶させていただいた方の中には、私の販路拡大についても、アドバイスをくださる方もいらっしゃいました。(「認知を広めようと思ったら、こういった活動もあると思うよ。」という感じで、具体的なアドバイスまでいただきました。無料ですみません。)
私は、佐賀県で生活を初めて2年程経ちますが、生活面でも、佐賀県の方々の温かさを感じているところです。
私も、佐賀県民として、新しく移住された方を温かく迎えられるような人になりたいと思うばかりです。
5. むすび ~地方弁理士の認知UPに向けて!
この記事では、佐賀県の知財に関する状況や、佐賀県における一弁理士が置かれた状況を書かせていただきました。
佐賀県においては、まだまだ弁理士は認知されていませんが、佐賀県庁が力を入れて普及啓発活動をしてくださっていますので、徐々に、県民に認知されていくのだろうと思っています。
佐賀県で働く一弁理士として、佐賀県庁のサポートもしつつ、私自身も、弁理士の認知を広めるための活動を積極的にしていきたいです。
(このような活動を継続して行っていれば、近い将来、先の協議会に所属できるようになるくらい、弁理士数も増えてくれるのではないかと考えています。)
今回は、以上のような現状を踏まえての私の活動(認知を広めるための具体的な活動)については書きませんでしたが、機会があれば、それも記事にできればと考えています。
認知を広める活動については特に、私一人で活動していても限界があるので、一緒にしてくださる方を随時募集しています。
「こういったアプローチをしてみたらどう?」
「このアプローチは上手くいかなかったら、やる場合には気を付けて。」
等々、アドバイスがあれば是非、ご教示いただければ嬉しく思います。
アドバイスに限らず、佐賀にご興味のある方は、いつでもお気軽にご連絡いただければ幸いでございます。
それでは、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!