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知財のタコツボ化をぶっ壊す!『すごい知財EXPO 2022』を開催するワケ(10/6-7オンライン開催)

限界を設けず向上し続ける知恵や技術を世界の進化に結びつけていく「知財人」はいつの時代にも欠かせない存在です。突如として破壊的なイノベーションが起こりゲームのルールが変わり続けていくこれからの時代には、知財人の知を結集することがとても重要なはず。

『すごい知財EXPO 2022』は、特許や商標の出願を考えている企業の知財部や経営者と、弁理士や特許技術者等の専門家がオンラインで集う問題解決型マッチングイベントです。

2021年8月に初開催され、今年が2回目の開催となります。

この寄稿記事では、『すごい知財EXPO 2022』がなぜできたのかや、主催者の想い、そしてイベントの見どころを紹介させていただきます。

ゲスト紹介

『すごい知財EXPO 2022』運営チーム
国内外のあらゆる知が集う、一年に一度の“知財のお祭り”、『すごい知財EXPO 2022』を運営するチームです。

イベントは10月6日(木)・7日(金)の二日間にわたり完全オンラインで開催します。公式ホームページで情報解禁され、参加・出展申し込みがスタートしています。イベントの詳細はHPをご参照ください。

主催・共催:株式会社知財塾・アスタミューゼ株式会社・株式会社知財図鑑

※イベントHP:https://super-ip-expo.com/
※申し込みフォーム:https://share.hsforms.com/1eI5V-1ztTyewnuOcD6qqRQcyd8m

1,主催者の想い、『すごい知財EXPO』が目指すもの

『すごい知財EXPO』 発起人の湯浅竜氏(IPTech弁理士法人副所長/Smart-IP株式会社代表取締役社長/EdoAllUnited最高経営責任者/知財塾取締役/アトラクチャーCOO)画像元:知財図鑑

『すごい知財EXPO 2022』のコンセプトを一言で表すと、「業界の情報を網羅できる、一年に一度の“知財のお祭り”」です。

これまで知財業界のリアルイベントとして、歴史ある『特許・情報カンファレンス』があり、同窓会のように機能していました。

ただ、リアルイベントではどうしても地理的な制約があり、さらにコロナ禍でその制限はさらに広がりました。地方や海外の方がわざわざ現地に足を運ぶのは困難です。また、企業だとわざわざ会社を抜けてイベント会場に足を運ぶのが業務時間の関係で難しい・・というリアルな声もありました。

リアルイベントが一部の限られた人だけの交流の場になってしまっていてはもったいない。モチベーションがある人は誰でもイベント参加できるようにしたい。

そこで、発起人である湯浅が2021年にオンラインに特化した知財の“お祭り”イベントを立案・実行したのが本イベントのスタートです。

さらに、「地理的な制約がないオンラインイベント」というだけでなく、3つのコンセプトがあります。

① 業界外や海外からの情報流動

② 若手×ベテランの視点の融合

③ 「タコツボ化」からの脱却

① まず、「情報流動」について。知財業界では、企業と特許事務所は中長期的な提携関係を結ぶことが多いですが、その反面、新しい事務所や業務効率化のためのテクノロジーについて学ぶ機会が意外に少ないと感じています。

例えば、「AI分野に特化した、少数精鋭の新興特許事務所がある」とか、「米国の知財業界では、こんなオンラインツールで業務効率化している」とか、リアルイベントでもなかなか情報が入ってきませんでした。

「どういう分野に強い事務所が、今どのくらいあるか」ということを体系的に知る場が業界内にないのはもったいない。無いなら新たに立ち上げよう!というのが、コンセプトの1つです。

② 次に、若手×ベテランの視点の融合。知財業界ですが、構造的にどうしても高年齢化しやすい部分があります。一度エンジニアや開発・マーケティングといった別職種を経験したうえで、知財業界に入る方が多いために40代でもまだまだ若手、弁理士の平均年齢は52.65歳なんて日本弁理士会のデータもあります。

もちろん高年齢化が悪い、ということでもないのですが、一方で「業界の活性化」のためには一定数の若者も知財業界に欲しいところです。

本来、知財は「常に新しいアイディアに囲まれて仕事ができる」楽しさがあるはずなのに、マイナー・新卒で希望する人は誰もいない・・という状況は変えていきたい。

今回のイベントは誰にでも門戸が拓かれていますから、大学・大学院の学生が「知財業界って何やってるのかな」と興味をもって訪れ、進路の選択肢としてリアルに考えてもらうのも、役割の1つだと考えています。

③ 最後に、「タコツボ化」からの脱却。本記事でのタイトルでも掲げています。

これも知財業界の特性ですが、ワークスタイル的に「個人や少人数でも業務ができてしまう」部分があります。事務所なら1人や2人でも立ち上げが可能ですし、1人事務所は全体の7割以上を占めます。

企業勤務でも在宅ワークに適していることもあり、他の職種に比べて社内外のコミュニケーションが薄いこともしばしば。

ただ、本来知財業界は「産業界の女房役」であるはずなので、業界内部だけで「タコツボ化」してしまうと、徐々に人材もスキルも産業界にコミットできず、おいてきぼりになってしまうと危惧しています。

②で触れた「若手が業界に入ってこない」問題も、知財が社会で遠いものとして感じられている要因もあるかもしれません。

・・「タコツボ化」の最大の危険性は、自らが「タコツボ化」していることを自覚できないことです。『すごい知財EXPO2022』は、参加者が知財業界全体を客観的に見渡し、その役割や可能性を改めて考える年1回の機会になればと考えています。

ご紹介したこれら3つのコンセプトを追求することで、我々は『すごい知財EXPO 2022』を単なるオンライン見本市ではなく、知財の新たな可能性を探求する「クリエイティブな場」として作り上げていきます!

☆より詳しくは、湯浅竜氏と、知財図鑑代表・出村光世によるディスカッションが知財図鑑の記事でまとめられていますので、こちらの記事もぜひご覧ください。

インタビュー | 湯浅 竜×出村 光世 知財業界の未来を照らす、 『すごい知財EXPO 2022』が担うものとは?

実際に『すごい知財EXPO』ってどんなイベントなの?

まずは昨年の様子をご覧ください。完全オンライン形式のイベントです。

昨年のオンライン交流ラウンジの様子

昨年のピッチイベント開催時の様子

多くの人が集まり、交流していることがわかります。

昨年度は、初回開催であるにも関わらず、1000名以上の方に参加いただきました。。今年は海外知財関係者にも声をかけており、3000名規模でのより大きな開催を想定しています。

2回目にあたる2022年開催のポイントは下記の3つ。

◯INSPIRE(インスパイア)
知財業界における情報の流動性を高める

◯IMAGINE(イマジン)
知財を通して様々な業界の未来を描いてみる

◯CONNECT(コネクト)
横断したコミュニケーションで繋がりを増やす

今年度は、昨年に引き続き弁理士会会長やWIPO所長、大手メーカー知財部、スタートアップ知財部、大手特許事務所、知財系弁護士をはじめ、内閣府知財事務局や、特許庁からも参加いただき、講演を予定しています。また、東大の田村先生にもお越しいただき、アカデミアの世界からみる「知財実務業界に対する問題提起」をしていただく予定です。

その他、講演会の中では、今年の知財裁判判例やニュース、国内外のITニュースなど最新の情報を集めることができ、また、新しい特許事務所開拓といったビジネスの繋がりを作ったり、幅広い知財関係者と交流することで知見を広げていただく事ができます。

また、完全オンラインでの開催のため、RPGゲームのように行き来できる交流ラウンジ「oVice」を導入。オンラインであることの利点として「地方の知財担当の方・特許事務所の方」や「日中に会社を抜け出すことが難しい方」なども、隙間時間で気軽に参加することが可能です。

昨年に引き続き、ここだけでしか聞けない、議論できないようなテーマを中心に企画しております。

昨年のセミナーに登壇した有識者の方々

また出展企業も、IPTech弁理士法人NGB株式会社などを始めとした、特許事務所や知財関連サービス企業が多数出展予定。出展企業は昨年の26社を大きく上回る60社以上を目指しており、更なる盛況が期待されています。

oViceを用いたリアルタイムな相互交流で、他社知財関係者等との円滑なコミュニケーションが可能です。遠慮なく会場にいる方に声をかけてみてください!

3,当日参加できなくても大丈夫!「イベント5大特典」作りました

ただ、2日連続開催のオンラインイベントだといっても「業務の都合で参加できない」方や、「参加できても30分ぐらいかな・・」という方もいらっしゃるかと思います。

そこで、当日とは別に「イベント5大特典」を用意しました。参加登録された方全員にもれなくプレゼントし、企画を盛り上げていきます。

<イベント5大特典>

①講演動画視聴のための限定公開リンクの紹介

当日の講演を見逃した方も、アーカイブ動画を視聴可能です。

※当日の一部視聴できない講演もあります。

②出展企業の概要レポート集

一日ですべての出展企業を回ることができない方向けに、各企業の概要レポートをお送りします。社内への報告資料の参考にもなりますので、ご活用ください。

③出展社ライトニングトーク動画

昨年度も大好評だった、知財実務オンライン様全面バックアップによる企画になります。1社5分のスピード感あふれるトークをご期待ください。

※昨年度の模様:https://www.youtube.com/watch?v=5qYqwCTw-bs

④アンケートに基づく「お勧め出展社」のご紹介

効率よく会場を回りたい方向けに、事前アンケートに記載の興味のある分野にマッチする企業様をご案内させていただきます。当日は、ぜひその出展ブースを優先的にご覧くださいませ。

⑤『すごい知財EXPO2022』振り返りスタッフ座談会

本EXPOを振り返ってスタッフがあんなことやこんなことを話します。

※5大特典がもらえる参加申込みフォーム(無料)

https://share.hsforms.com/1eI5V-1ztTyewnuOcD6qqRQcyd8m

面白そうだな・・と思われたら、是非フォームから登録ください!

4,イベント概要まとめ!

最後に本イベントの概要をまとめました。『すごい知財EXPO 2022』に参加いただいた方が知財の可能性を感じ、また「知財のタコツボ化」からの脱却が進んでいければ運営一同嬉しいです。

皆様のご参加をお待ちしております。

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【期間】2022年 10月6日(木)・7日(金) 10-20時

【実施形式】完全オンライン

【来場料】無料

【主催/共催】

 知財塾HP:https://chizaijuku.com/

 アスタミューゼ社HP:https://www.astamuse.co.jp/

 知財図鑑HP:https://service.chizaizukan.com/

【イベント内容】基調講演、セミナー、ブースツアー、相談会など

※イベント詳細につきましては追ってリリースいたします。

「すごい知財EXPO 」公式HP:https://super-ip-expo.com/

「すごい知財EXPO」事務局Twitter:https://twitter.com/sugoichizai

「すごい知財EXPO」事務局Facebook:https://www.facebook.com/sugoichizai

「すごい知財EXPO」公式Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCRG3n0vwBfc1Rm-6HcgnHKA

【イベント参加者】

特許事務所勤務、マネージャー、経営者
企業知財部勤務、知財マネージャー、知財役員
海外特許事務所、海外知財サービス関係者
知財関連サービス企業勤務、マネージャー、役員
スタートアップ企業で知財戦略を検討中の方
エンジェル投資家、VC、CVC
知財関連公的機関関係者
その他メディア

【昨年度実績】

昨年度:参加登録者1164名 / 出展企業26社

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