2025年4月から10月まで、半年限定で開催されている大阪・関西万博2025。開催前は「誰が行くのかわからない」などと散々な言われ様でしたが、始まってみると大入り満員。
休日には一般来場者が10万人を超え、朝には入場まで1時間以上かかる混みようです。ディズニーランドの1日平均入場者が約45000人といわれているので、大繁盛といえるでしょう。
私も開催前はそれほど関心がなかったものの、連日ニュースでも取り上げられ、周囲にも「行って面白かった」という友人が増えてくるとやはり気になります。
もともと万博は1851年のロンドン万博を起源とし、最初は国力のアピール目的から、技術・文化交流、さらには世界共通の課題を考える場へと進化していきました。今回の万博テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」ですが、その根底にはやはり技術があり、知財関係者としても興味深い展示が見られそうです。
・・・ただ、HPやガイドブックを見ても要素が多すぎて、何が見どころなのか捉えどころがなかったのですが、百聞は一見にしかず。知財視点での掘り下げをしながら、実際に大阪・関西万博2025に行ってみます!
万博をどう回るかや、見どころのチェックにもご活用ください。
目次
1、万博の戦いは入場前から始まっている
やってきました新大阪駅。万博へのアクセスは大阪メトロの夢洲駅から入場するのが正攻法ですが、シャトルバスを利用する方法もあります。
シャトルバスを利用するメリットとして、会場までゆっくり座っていけるほかに西ゲートを利用することができます。朝の大行列が連日報道されている東ゲートよりも、比較的空いている西ゲートから入場したほうが体力をセーブできるという判断です。
新大阪駅のシャトルバスのりばは、新大阪阪急ビル1Fの高速バスターミナルより。新幹線の中央改札を出て右側、階段を下りた先すぐにありました。土地勘がないので不安でしたが分かりやすく、大阪に慣れてない人にもお勧めのルートですね。
ただ、バス自体は快適なのですが予約にひと癖あり、「KANSAI MaaS」のアプリ経由の事前予約がマストです。しかも利用日の1か月前10時からの販売開始で、朝の時間帯のバス席は奪い合いです。
「KANSAI MaaS」の商標登録は2023年9月、そのタイミングで「国内初の鉄道事業者連携によるおでかけ応援アプリが始動!」というリリースも出ていました。万博を見据えたサービスで、観光情報などもチェックすることができるので、万博に行かれる方はインストールしておくと良さそうです。(ちなみに万博会場からバスで帰りたい場合も、このアプリでの予約が必須です)
私のバス予約はというと、1か月前の予約開始日にトライしたものの、朝便はすでに売り切れ、新大阪駅9:40発しか入手できませんでした。東京から新幹線で直行することもあり、朝早すぎても辛いのでこれぐらいの時間でいいか・・・と妥協したのですが、朝イチ入場を狙う人は相当気合を入れて予約争奪戦を行う必要がありそうです。
ともあれバスに揺られること40分ほど、大屋根リングが見えてきました!
新大阪からのシャトルバスは西ゲートの近くに着くので、利便性はめちゃくちゃ良いです。
ゲートも思ったより並んでおらず、10分ほどで中に入ることができました。新大阪9時40分発のバスに乗り、入場できたのが10時40分ごろだったのでちょうど1時間。楽に万博に行きたい人にはお勧めできるルートです。
2、見せてもらおうか、『GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION』の未来像を
西ゲートから入ったので、いくつかのパビリオンを回ってみます。
70ヵ国・地域のメニューが味わえる特別仕様の「くら寿司 万博店」。入ってみたかったのですが、すでに当日予約は終了・・。くら寿司公式アプリなどから事前予約が可能とのことなので、ガチなら事前に手を尽くしたほうが良さそうです。
未来の「幸せの都市へ」をテーマとする「Future City Pavillion」
さまざまな企業団体が月替わりで近未来の技術・暮らしに関する展示をしている「Future Life Village」。JAXAによる月面探査のスクリーンムービーは迫力がありおススメです。

フードコートにはバングラディッシュのフルートが売られていました。西側の食堂は比較的空いていたので穴場かもしれません。
さて、色々見て回ったところで、本命へ・・
「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」です!ダメ元で事前予約にチャレンジしたところ、奇跡的に予約が通ったんですよね。
不思議なポーズのガンダム像、公式によれば「宇宙、そして未来へ手を差し伸べているイメージ」とのこと。万博の高さ制限によりこのポーズになったと推測されていますが、これはこれで「限定感」があるポーズでアリですね。
さて、中に入ります(展示内容のネタバレを含みますので、これから訪問予定がある方はご注意ください)。
最初の部屋はエントランスで、パビリオンの背景設定をムービーで説明してくれます。時は西暦2150年。ガンダムのようなMS(モビルスーツ)が戦争の兵器から平和利用に転換された時代で、参加者はこれから軌道エレベータに搭乗、地上3万6000キロまで昇って、巨大宇宙ステーション「スタージャブロー」を見学するツアーとのことです。
映像で興味深かったのが、MSがビームサーベルを用いて農業を行っているところ。「万博用とはいえ、ちょっと無理な設定じゃない?」と思いきや、現実に東北大学と組んで「ビーム・サーベル~プラズマ農業プロジェクト」が進んでいるとのこと。
ビーム・サーベルから出るプラズマを使うと空気が分解され、殺菌作用や液体肥料の代用となり、化学農薬・肥料に頼らない農業ができるとのことで、現在はイチゴを使った研究が行われているそうです。
話をパビリオンに戻すと、
次の部屋は軌道エレベータへの搭乗ロビー。
2体のハロが軌道エレベータの構造や、これから搭乗するスペースキャビン(昇降機)について分かりやすく解説してくれます。
スペースキャビンに乗ると、実際にエレベータが上昇しているような演出が。振動も加わり、リアリティがあります。作業用ザクも一緒に昇るということで、キャビンの足場に同乗します。MSは宇宙のデブリ(ゴミ)を回収するため、ステーションの外周で作業しているとのこと。
エレベータがどんどん上昇すると青空が見えて
そしてオーロラも!
さらに昇って、宇宙駅である「スタージャブロー」が見えてきました。
「スタージャブロー」に着いたあとは別室に移り、宇宙ステーションの様子を眺めます。
飛んでいくホワイトベースを見つけたり、
ステーション周囲の作業MSを観賞したりしていると、突然暴走したジオングが!
無人自動制御で、先の戦争で仕掛けられていたブービートラップらしく・・
止めようとした作業MSも破壊され手が付けられません。慌てて緊急退避ポッドに移動することになります。
ただジオングは退避ポッドの前にも現れ、絶体絶命というところで・・
待ってました、RX-78F00/E ガンダムです!
今回のパビリオンで初登場した「太陽エネルギー変換システム・グラスフェザー(ウィング部分)」と合体することで、再生可能エネルギーを用い、宇宙空間でも無補給活動できる試験機とのこと。
戦争の兵器としてのガンダムではなく、宇宙での活動機として再設定されているのがいいですね。
バトルは正面・左右のモニターで目まぐるしく展開されるので相当見ごたえがあります。これは万博限定ではもったいないですね!是非、会期終了後もどこかで展示してほしいです。

ラストは圧巻でした・・・!
大満足でパビリオンから出てくると、ガンダムの背面を拝むことができました。
先ほど気になった「ビーム・サーベル~プラズマ農業プロジェクト」について調べてみると、「バンダイナムコホールディングスでは、2021年から
人気アニメシリーズ『機動戦士ガンダム』の世界同様に、今後我々社会が向き合う人口問題や環境問題、宇宙進出といった未来社会のサステナブルなテーマに対して、「ガンダム」と「未来技術」を掛け合わせることにより未来の夢と希望を現実化を目指すプログラム
ガンダムオープンイノベーションGUNDAM OPEN INNOVATION
というプロジェクトを実行しており、「プラズマ農業プロジェクト」を含む4つの公認プロジェクトが採択されていました。
パートナーの公募には団体・個人から約260件も応募があったそうで、これは機動戦士ガンダムという日本を代表する作品シリーズの知的財産(IP)があってこそ、多数の大学・企業・団体との繋がりが生まれたのは間違いありません。
「ガンダムというIPを活用することで、多分野の仲間を集めて、社会課題の解決を目指す」という取り組みは、知的財産の新たな活かし方として非常に先進的といえるでしょう。
3、落合陽一さんプロデュース「null2(ヌルヌル)」を外から愛でる
『GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION』で目的の半分は達成したような気持ちになりましたが、まだ昼過ぎ。交通費もかかっているので万博をもっと楽しみたいところです。とりあえず近くの大屋根リングに向かいましょう。
施工時にいろいろ言われていた大屋根リングですが、近くで見ると圧巻です。また、日差しをさえぎる効果は予想以上に大きく、小休憩にも適しています。
ただ、ベンチが少なく、太陽の角度によってベンチが完全に日向になってしまうので、折りたたみ椅子が活躍しました。Amazonに300グラム台の軽量椅子が色々と出ているので、持参されることをおススメします。
屋根の上から見下ろすと、どこも人、人、人・・。
ほとんどの館が30分待ち以上が当たり前、待たずに入れるのは5つあるコモンズ館(共同館)ぐらいでした。ぶらぶらいくつかのコモンズを冷かしたあと、向かうのは「null2」。
裏側から近づきましたが、全面鏡面のキューブ群が風景・人影を映しこみ、明らかに異彩を放っています。
「null2(ヌルヌル)」の公式サイトでは、
―未知の風景―
物理的に現場に行くことの価値を作り出す。
人類が未だ見たことのないインタラクティブな構造体。
風景を変換しながら、自然と人間の間にデジタルの自由さを持って調和をもたらす。
数年に一度しかない世界的に大きなナショナルイベントでしか進展しないような建築やインタラクティブ技術の進歩を巻き起こす。大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「null²」│ Expo 2025 Osaka, Kansai Signature Pavilion null²
と紹介されていますが、確かにパビリオンの外観自体が「生きた建築」、巨大な彫刻作品として成立しています。正面に回ってみましょう。
まるで目玉のような鏡膜がいくつも現れ、平面で構成された立方体に歪みを与えます。しかもこの鏡面、ヌルヌルと蠢きます。
実際に動く様子は上記動画の1:45~が分かりやすいですが、表面にさざ波・ねじれ・螺旋が生まれ、野外風景の反射と相まって常に異なった姿を映し出しています。これは今までに見たことも、想像したこともない存在ですね・・。
このnull2の動きですが、1つは内蔵するウーハースピーカーからの振動、もう1つは内蔵するロボットアームを押したり捩じったりすることで、膜材を動かしているそうです。
ロボット制御システム「V-Sido(ブシドー)」を提供するアスラテック(株)が技術協力し、合計16台ものファナック製のロボットアームを内側から制御。複雑怪奇な動きを実現しています。
落合陽一氏の大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「null²」で ロボット制御システム「V-Sido」による技術協力を実施 | アスラテック株式会社
さらに欠かせないのは表面の「ミラー膜」。膜構造物で世界トップシェアを持つ太陽工業(株)がnull2向けに開発した新素材で、開発に2年半かかったそうです。
プロデューサー・全体設計:落合 陽一
基本設計:NOIZ(ボクセルによる立方体組み合わせ構造を提案)
実施設計・施工:フジタ・大和リースJV
膜材開発・施工:太陽工業
ロボット制御技術:アスラテック
というコラボレーションで生まれたnull2では、各社・個人がそれぞれに持つ技術・アイディアという「知的財産」を組み合わせることで、落合さんが目指した「有史以来、行われてこなかった鏡の再発明」が実現していました。
これは同時に、知的財産の組み合わせで全く新しいものが生み出させる可能性を示しており、知財関係者として勇気が湧く展示でもありました。
さて、それでは中へ、と言いたいところですが、残念!null2は事前でも当日でも全く予約を取ることができませんでした・・・。ガンダムで運を使い果たした感はあります。
毎日9時,12時,14時,17時に当日予約枠が解放され、会場にいれば争奪戦に参加することができますので、興味がある方はチャレンジされてはいかがでしょうか。
中には入れませんでしたが、null2は外観を見るだけでも価値がある、まったく新しいパビリオンでした。
4、【渡航至難】トルクメニスタン館で見た異文化
null2の驚きを引きずりながら、東ゲートの方向に歩いていくと見慣れない国名のパビリオンを見つけました。
トルクメニスタン館です。
外部のスクリーンにはやたらと馬が映し出されます。調べてみると「アハルテケ」という原産馬がおり、トルクメニスタンの「国馬」とされている。純血種は世界で約3000頭しかいない希少種だとか。
トルクメニスタンという国は正直よく知りませんでしたが、検索したら「謎の国」と呼ばれていて現地の旅行会社に招待状を出してもらわないと入国できないとか、3代にわたる独裁政治が続いているとか、興味深い情報が出てきました。
万博は未知の国に出会える場でもあります。待ち時間も20分ほどと程々だったので、入館することにしましょう。
まず入口では第3代大統領セルダル・ベルディムハメドフ氏の肖像画が出迎えてくれます。この方は第2代大統領の息子だそうです。
内部では大型のシアターがあり、そこで映像展示を見ることになります。
高貴なる祖先、オルズ・ハン!
比類なき駿馬はトルクメニスタンの国の誇り!
トルクメン民族の高貴なる守護者ーアラバイ(牧羊犬であり、国犬)を見ればよい!
トルクメニスタンと日本の友好についても触れられていました。全体的に勢いで押してくるタイプの映像ですね。シアターのあとは、1〜2Fの展示を自由に見て回ることができます。
2Fには先代大統領の名前を頂いたスマートシティ「アルカダグ」の紹介がありました。建物すべてが白で統一されており、理由は「大統領が白が好き」だからだとか。
確かに白・白・白です。ペンキの白ではなく、大理石の白で、「白亜の大理石建造物の凝集度の高さ」でギネス記録を持っているとか。権力ってすごい。
ちなみに先代大統領がギネスがお好きだったのか、「The longest single line bicycle parade(1995人参加)」のギネス登録証も展示されていました。そのほかは
トルクメニスタンの不思議な植物や
トルクメニスタンの誇り、国犬アラバイをあしらった絨毯(絵じゃないんです)など、異国ならではの珍しい展示がありました。個人的には、HUNTER×HUNTERで描写されている国々が現実に飛び出してきたような感覚です。
しかし独裁国には知財制度はあるのかな?と思って調べてみると、2021年に特許法条約へ加盟。商標の国際登録ができるようになるマドプロも1999年10月に効力発行しており、2000年3月に効力発行した日本より早いです。いや、これはおみそれしました。
マドプロに加盟しているということは、日本からトルクメニスタンへの国際出願(商標)も検索できるなと思い、WIPOのデータベースで調べてみたところ、こんな結果が。
639件とかなりの件数です。中身を見ると「UNIQLO」「MAZDA」「KOMATSU」といった世界で活躍する日本の大企業の商標だけでなく、
大阪牛骨ラーメン(ラーメンまこと屋)や、
Jリーグのロゴ(日本サッカー協会)といったバリエーション豊かな商標も見つかりました。
マドプロ国際出願での各国指定は、希望する国に複数チェックを入れる方式なので、本命の国々に加えて「ついでに抑えておくか」という指定も多そうですが、それでも意図的に「トルクメニスタンを国指定した」日本の商標出願が639件あった事実は変わりません。
パビリオンに入る前には知らない異国だったトルクメニスタンが、なんだか身近に感じられた訪問でした。
5、不人気からアイドルへ・・・下剋上マスコット「ミャクミャク」とはどこで会える?
トルクメニスタンのあとは、東ゲート方面に向かいます。
アラブ首長国連邦館で巨大なナツメヤシ柱を見学したり、
マレーシア館で地方ごとの食文化の違いを学んだり。マレーシア館ではナシゴレンやロティチャナイをフードコートでそれほど並ばずにGETし、空腹を満たすことができました。
ただ、昼下がりから夕方にかけての万博は混雑がすごい!人気のアメリカ館・フランス館あたりは2時間待ちで、暑い中とても並ぶ気持ちが湧きません。
18時をすぎると空くとは言うものの、朝早かったこともありだんだん疲れてきました。「まったり万博」がコンセプトなので、夜を待たずに引き上げることにしようかな・・と思いつつ、心残りが。
それはミャクミャク様です!
万博が始まる前は「万博叩き」の象徴的存在で、「怖い」、「気持ち悪い」、「子供が泣く」と散々な評判でしたが、いざ始まってみると大人気に。
土産物屋にはミャクミャクが溢れ・・
キティ大先輩たちとも公式にコラボし・・
売店のミャクミャク焼きは長蛇の列で・・
三角コーンにすら存在を表しています。ここまで皆に手のひらを返されたマスコットは彼?ぐらいではないでしょうか。地下アイドルが突然東京ドームデビューしたぐらいの勢いで、万博という巨大なエネルギーのチカラを感じます。
商標登録の情報を見てみると、
まさかの区分数45!全45類を全て指定していました。
13類 重火器、火薬、戦車などをガッツリ指定しているイメージキャラは彼ぐらいではないでしょうか。もちろん防衛目的もあるでしょうが、ミャクミャクという存在が広くブランド力を発揮していることは間違いなさそうです。
そんな力強いミャクミャク様に敬意を表したいのですが、
確定でミャクミャクに会える「ミャクミャクハウス」は予約でいっぱい。2時間待てばと言われても、それはさすがに・・・。
1回2200円の「ミャクミャクくじ」も1時間以上待ちと聞いて、半ば諦めていたところ・・遠くで「あっ、ミャクミャクだ」の声が!
何と会場内で移動する野生?のミャクミャクに遭遇することができました!スタッフの付き添いありで、しばらく記念撮影に応じてくれていました。
観察しているとどちらかといえば、子供よりおば様方に人気(泣きそうな小さい子も)ではありましたが、間違いなくスターの風格です。
万博会期終了後にグッズがどうなるのか?ちょっと不安になるところはありましたが、動き回る生ミャクミャクに、あなたも運が良ければ会えるかもしれません。
6、おわりに~万博と知財のクロスロード
生ミャクミャクとも出会うことができて、これにて私の万博は完結です。最後にもう一度大屋根リングに上がりました。
とにかく規模が大きいです。正直、これを「資源やお金の無駄遣い」というなら、そうなのかもしれません。ただ、人類は誰かが「物語」や「構想」をまず描き、みんなが共有・実現することで進歩してきました。
物語が広く共有された結果が「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」、個人の構想が現実化した「null2(ヌルヌル)」や「トルクメニスタン館」。そして不人気だったキャラクターが愛されキャラに転換した「ミャクミャク」と、人間が持つイメージの共有力・創造力のパワーを改めて感じることができました。
そしてそれぞれの「物語・構想」をパビリオンという現実の形に変えた土台には、技術・ブランドといった知的財産の力があります。「元気がない日本」という話を良く聞きますが、まだまだこれだけパワーがあるイベントを開催できる、ということにも勇気をもらいました。
いや~、疲れましたが楽しかったです!感想は様々でしょうが、一見の価値がある大イベント、是非皆様も行ってみて、日本の底力や、世界の広さを感じてみてください。